リソース:物語の世界を管理する
リソースは、物語に繰り返し登場するアイテム、クエスト、場所を表します。一度作成すれば、ゲームアクションで選んで使えます。リソースは「何か」を説明し、アクションは「それを使って何をするか」をゲームに依頼します。
サンプルから始める
The Harbour Keyをダウンロードして展開し、projectフォルダーをVNLEで開きます。どの表示言語でも同じ項目を見つけられるよう、サンプルの名前は英語です。リソースを開くと、アイテムにはWarehouse key、クエストにはOpen the warehouse、場所にはOld warehouseがあります。
リソースを作成して説明する
- リソースを開き、アイテム、クエスト、場所のいずれかを選んで作成します。
- 名前を入力して確定し、左の一覧で項目を選びます。
- 右側で名前と説明を編集できます。
- アイテムと場所には、ギャラリーの画像を割り当てるか、画像を読み込めます。
- この画像はVNLE内の整理に使うもので、自動的にゲームの背景や所持品アイコンになるわけではありません。
アイテム:倉庫の鍵
アイテムは、物を何度も参照できるようにした情報です。HarbourのReceive the keyノードは、Warehouse keyをGive itemへ渡します。所持品に追加できるかはゲームが判断します。Receivedなら購入を続け、Declinedなら代金を返します。アイテムを作成しただけでは所持品に追加されません。
クエスト:目標と進行状況
クエストは、課題とその目標を説明します。Open the warehouseを開くと、Get the warehouse keyとOpen the warehouseの目標があります。目標を追加し、文章や説明を編集したり、順番を変えたり、削除したりできます。これらは目標の説明であり、達成を自動判定する条件ではありません。
この例ではHasKeyとQuestCompleteという真偽値で進行状況を記録します。条件ノードは値を読み、変数変更ノードは値を変えます。QuestAcceptedは購入の承諾を記録し、受け渡しが拒否されると偽に戻ります。ゲーム側でこれらの値やゲームアクションをクエスト日誌につなぎます。
場所:移動を依頼する
場所はOld warehouseのような舞台を表します。ビジュアルノベルなら、ゲームアクションでその場所の表示を依頼できます。背景、音楽、切り替え演出はエンジン側で決めます。ジャンプは物語の続き先を変えるもので、ゲーム画面の場面を直接切り替える機能ではありません。
シーンでリソースを使う
- Old warehouseを選び、ストーリーで使用する操作を選びます。
- 場所を入力に持つ既存のアクションを選ぶか、新しい再利用可能なアクションを作成して名前を付けます。
- シーンを選んで追加すると、場所が設定済みのアクションノードができます。
- すべての結果を次のノードか終了へ接続し、このアクションを物語の流れに組み込みます。
用意された場所の練習を試す
- Location practiceを開き、Enter the warehouseを選んで、そこから再生します。
- Enter locationと入力Location: Old warehouseが表示されます。
- Completedを選ぶと到着の文章が出ます。
- 再起動してCancelledを選ぶと港に残ります。
- どちらの経路も終了します。
- プレビューは依頼を表示して結果を模擬するもので、エンジンの背景を変更しません。
入力と結果を理解する
ゲームアクションでEnter locationを選びます。Location入力には場所への参照を渡し、結果はCompletedとCancelledです。再利用可能なアクションは依頼の形を定義します。各アクションノードでは、実際の場所と各結果の続き先を選びます。同じ終了に進む場合も、両方を接続してください。
翻訳して安全に再利用する
リソースの言語バーから、名前と説明の翻訳を編集します。クエスト目標も翻訳できます。原文を変更したら翻訳を確認してください。名前を変更してもリソースのIDは変わらないため、参照先は同じ項目のままです。
使用箇所を探して削除する
すべて、使用中、未使用のフィルターで一覧を絞り込みます。使用箇所には参照しているノードやアクションの既定値が表示され、開いて確認できます。参照されているリソースを削除するには、先に参照を変更または削除します。未使用でも、後で使うために準備している場合があるので、必ずしも問題ではありません。
ゲームへ渡されるもの
ストーリー出力にはリソースのIDと文章が含まれます。VNLEのプレビュー画像がエンジンのアセットに自動対応するわけではありません。ゲームへの組み込みガイドを参考に、IDを自分の背景や所持品へ対応させます。以下のlocation-practice.story.jsonは練習シーン専用の出力です。Harbourの既存の購入経路は変わりません。